コカコーラの好きなキリン

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嬉しそうに無表情で。-メグとセロン3巻

BGM:THE ATARIS
私の中で時雨沢恵一作品を読むときはso long,astoriaがお決まりのBGMとなっています。


本日テスト目前だというのにメグとセロン3巻を読みました。
いやぁいいですね。今回はラブがコメってます。
特に二人っきりのシーンは悶絶必至です。


今回セロンの思考が暴走気味でして、メグミカに笑顔を向けられただけで「俺は幸運の神に祝福されている。」とか「俺はロクシェ一幸せな男だ。」とか思っちゃうわけです。
恋する男子なんてみんなこんなもんです。
ですがセロンの場合無表情なので上手く取り繕えています。
おかげで作中に「嬉しそうに無表情で」と意味の分からない文が書いてあります。
でもやはりメグミカへは想いを伝えられないようです。
好きな人に告白して振られてしまい、疎遠になるよりは気持ちを隠して近くで見ていたい。
その気持ち、痛いほどに分かります。


そんなセロン君を他の同系列シリーズの男性主人公と比べてみました。



・ヴィル
本名ヴィルヘルム・シュルツ。アリソンシリーズの男性主人公。頭脳明晰で鋭い洞察力・記憶力を持ち、銃の腕前も確かなもの。ロクシェ語、ベゼル語共に堪能。恋愛ごとに疎いが、アリソンに惚れられている。



・トレイズ
本名トレイズ・ベイン。リリアとトレイズシリーズの男性主人公。中性的な容貌で、戦闘技術、銃はスゴ腕。頭もそこそこ切れる。ロクシェ語、ベゼル語、イクス語を話す。実は王子。リリアに好意をよせているが想いを伝えられない自他共に認めるヘタレ。



・セロン
本名セロン・マクスウェル。メグとセロンシリーズの男性主人公。容姿端麗頭脳明晰冷静沈着。無表情気味。力は特に強くない。ロクシェ語しか話せない。初恋の相手・メグミカのこととなると表情こそ変えないものの、内心でものすごく喜んだり、奈落の底に落ちんばかり落ち込んでいることがある。3巻でメグミカの意図しない言葉によりセロンの痛いとこを突かれ、しばらく思考が止まった。


ヴィル完璧すぎだろ・・・
トレイズもなかなかヘタレでしたが、セロンのヘタレっぷりは親近感わきまくりです。
3巻ラストでメグミカが字を書いた紙をもらうんですが、それを「家宝にする」なんて言っちゃうあたり特に。
次回は二人の仲は進展するんでしょうか。
楽しみです。