コカコーラの好きなキリン

ライブレポや音楽雑記、漫画のことなど。

091104 DRIVE TO 2010@新宿ロフト

BGM:サントラ
引き続き機動警察パトレイバーシングルコレクション。守りたいの大好き。


個人的2連荘DRIVE TO 2010のその1。
お目当てはD-DAY!超楽しみにしてました。出番が一番目ということで最前列に行く気満々でした。
18:00開場で17:52にロフト到着。10/11のザゼンその他の時は数十人が並んでいたのに私を含めて3人しかいませんでした。
それでも入場するする際には20人以上来てましたが。
入場時40歳前後と思しき方々は"お目当てのバンドは?"の問いにほぼ"D-DAY"と答えていました。さすが。
13番目に入場してさあ最前だ!と思ったらフロアに椅子が陳列されてました。
拍子ぬけー。しかも一列6席しかないので2列目になってしまいました。残念。でもゆっくり座って観れるからいいか。
開演まで一時間フライヤーを読んで過ごす。キラキラしたオルゴールのような音楽が流れ、周りは40、50絡みの方が大半。
なんか原爆スター階段やったロフトとは思えませんでした。
18時30分にバーステージ開始。
今回もメインステージに映像がきてたんですが、前回と違って音も出るようになってました。
プラハデパートというバンドで、リズムなんかがノンバンドみたいだなと思いました。
ちなみにこの日からオーガナイザーでもある写真家・地引雄一さんの写真展もあるみたいでした。


そしていよいよ19時。開演です。

D-DAY

公式ブログ
82年結成で90年解散、そして2006年に復刻した"CROSSED FINGERS"をきっかけにVoの川喜多美子さんのみで再活動開始。
セルフリメイクシリーズ"SEED CAKES"をCDRで製作するなど、ちょいちょい活動してました。
当時は少年ナイフやコクシネルが参加したオムニバス「くっついて安心」に参加していたことで有名なのではないでしょうか。
初めて聴いた時は川喜多さんの声が少女のように可愛らしく、驚いたものです。
しかも何がすごいって今でもその声は健在なんですよね。2人の子を持つお母さんだというのに。


バンドの編成はドラム、ギター、バイオリン(といろいろ)。
川喜多さんは黒のきらきらしたドレス。お綺麗です。
一曲目の天使に似た君が始まり、歌声が聴こえてきました。
いや本当可愛らしい声です。目をつぶれば20年ほど前の記憶がよみがえってしまいそうです。
まぁ私の場合20年前はまだ1歳ですのでただの妄想なんですが、周りのおじさまおばさま達はみなうっとりしていました。


MCではSeedCakesAngelsの発売のことや、この日限定のオリジナルカクテル・"赤いシトロン"について話していました。
川「赤いスイートピーじゃなくて赤いシトロンですよ。」
なるほど、これが噂のずっこけMCですね。
何か川喜多時空とも言うべき独特の空気が流れました。


非常に幻想的な空間の中、後半はちょっとハードめな曲でかっこよく終了。
川喜多さんのブログによるとセットリストこんな感じ。


1.天使に似た君
2.MEMORY
3.クリスタル・シップ
4.Dreamer
5.私の昼と夜
6.シトロン
7.Sweet Sultan
8.Night Shift
モリーとシトロンが聴けたのは嬉しかったんですが、大好きなPeachesとkiss me at the garden gateがなかったのが残念。次回に期待ですね。
終了後も拍手が鳴りやまず、アンコールを求めてたんですが、流石にありませんでした。



次のくじらへの転換中は物販にSeed Cakes Angelを買い求めるおじさん達を見て微笑ましくなりました。なんか可愛いぞ。



ちなみに赤いシトロンはクランベリーソーダみたいなお酒でした。ライチソーダかも。美味しかったです。

くじら

公式HP
ブログ
82年結成、もろもろあって今は中心人物の杉林さんのソロプロジェクトになっているようです。
ギター、ドラム、サックス、ベース、キーボード、チューバ(?)、アコーディオンみたいな編成。ちょっと違うかもしれません。
ベースとキーボードはラブジョイの方でした。なんか二人とも味があって好きです。


曲は全く聴いたことなかったんですが、一聴して楽しく、いい音楽だ!と強く思いました。
どことなくソウルフラワーユニオンっぽい感じというと分かりやすいかも。


MCではDrive to 80で衝撃受けて上京したという話が。D-DAYの川喜多さんも東京ロッカーズに影響を受けたらしいし、本当に東京ロッカーズがいなかったら今どうなってたんだろうと純粋に思います。
ちなみに当時杉林さんが観たDrivr to 80のライブではライブ中にP-MODELが客と店と喧嘩していたそうです。


かっぱらっぱ〜という曲が楽しくてよかったです。

原マスミ

公式HP

ミュージシャンであり画家でもある原マスミのバンド。
全く前知識無しで挑みました。
ドラムはくじらと同じ方、キーボードはまたもラブジョイ、クジラの方。近藤達郎さんというそうで。
原マスミさんは無邪気に子供のように感情を爆発させるタイプの歌い手さんみたいで、独特な声も相まって一曲目の途中までは「いい年して痛々しい・・・」とか思ってたんですが、
これはこの人が純粋で、無垢なんだなと理解したらどうでもよくなりました。
ストレートな歌詞に馴染みやすいメロディー。いい感じ。


最後の方の曲で「悲しいのはいやだ むなしいのはいやだ 切ないのはいやだ 二度と 絶対」のコーラスは痺れました。すごく心にぐっときました。


アンコールもあって終了。




物販ではSeed Cakes Angelを買い、川喜多さんに私の名前入り直筆サインをしてもらいました。
ついでに年賀状の返事のお礼を言い、すっかり放置プレイ中なフリーペーパーを渡してきました。
いやぁ、憧れの方と直接お話できて感動しましたー。

しかしこのライブは年齢層が高くマナーがよかったような気がします。一バンド一バンドに対して拍手が長いですし。
もしかしたらこの日の客で若いほうから数えたら10番以内にいたかもしれないです。パッと見。


帰り道新宿の繁華街をニコニコしながら歩いていたら客引きから「DVDどうすかー」と声をかけられた。いつも一人だと声をかけられないのに。
こんなにいい気分の夜はそんな下衆なものは観たくない。


crossed fingers

crossed fingers

HEAVENLY BLUE

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シングルズ&コレクションズ

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