コカコーラの好きなキリン

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THE LIKE - PUNK THE LIKE



1982年7月、横浜・湾岸倉庫を借り切って行われたビートロックバンド、ザ・ライクのフリー・コンサートを収録。当時初回プレスを2週間でソールドアウトした噂のライブシングル。


三軒茶屋フジヤマで見つけたEP。80年代末の再発盤のようなので、20年近く誰も針を落としていなかったのかと考えると感慨深いですね。
さて、このTHE LIKE、パンクで押してみたり、ビートロックで押してみたりとどっちやねんという煽り文ばかりですが、どっちかっていうとビートっぽいです。
MCで「パンクバンドなんかと一緒に出てるんで」って言ってることから、そこらへんのシーンと仲がよかったというだけでしょうね。

A面のJUST SEVENTEENは痛快なメロディーに甘酸っぱい歌詞。
なかなかかっこいいのですが、B面のYES,I LOVE YOUは個人的にピンときませんでした。
どうしてもこういったジャンルだとBREAKERSの方がかっこいいなぁと思ってしまうのです。特にバラードだと。


82年ということで、パンクロックを経験し、GSから離れていったビートバンドのはしりと言えるのではないでしょうか。


SIDE A JUST SEVENTEEN
SIDE B YES,I LOVE YOU


ペパーミントレコードカンパニー 05PA-555


NOISE G&VOCAL:N.YAMAGUCHI
LEAD G&CHORUS:J.NAKAMURA
BASS G&VOCAL:H.YOSHIMURA
DRUMS&CHORUS:Y.YONEZAWA





・その時、誰もがハンブルグ時代のビートルズを見た!
・A-1「ジャスト・セブンティーン」。クラッシュ、ジャムをイメージさせるスピード感に初期ビートルズナンバー風メロディをのせて、シンプル&ストレートに突っ走るロックンロールナンバー。
・B-1「イエス・アイ・ラブ・ユー」。ローリングストーンズをイメージさせるルーズなリズムに、淡々とした言葉で愛を語る、スピード感と相反するザ・ライクのもう1つの側面がここにある。
・87年に入ってメンバーチェンジ。ポップなロックンロールバンドとしてアプローチを再開したザ・ライク。88年、デビューがささやかれる中で、その新しい局面に彼等がどう答えてくれるのか、注目したい。