2010振り返り漫画編。

今年は例年になく漫画を読んだ年でした。ってことで今年出た漫画で面白かったものを紹介。
ベスト30くらいで。でも順不同。

友達100人できるかな(4)/とよ田みのる

友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)

子供時代に戻って友逹100人できなかったら地球滅亡！ってなストーリーのハートフルSF。
昔懐かしい風景や、子供の時になくしてしまった気持なんかがじんわりと心に沁みこんできます。
4巻も熱い話が満載。見開き、書き文字に力があるんだよなぁ。

謎の彼女X(6)/植芝理一

謎の彼女X(6) (アフタヌーンKC)

よだれが縁のボーイ・ミーツ・ガール。とにかくフェチ的なエロスがあります。
6巻ではヒロイン卜部のそっくりアイドルが出てきて大変なことに。
作者の書き込みの量も好き。

月光条例(11)/藤田 和日郎

月光条例 11 (少年サンデーコミックス)

うしおととら、からくりサーカスの作者が描く現代おとぎ話冒険譚。
11巻ではついにアラビアンナイト編に突入し、月光の過去が暴かれ・・・そうに。
早く12巻持ってこい！

月光条例 12 (少年サンデーコミックス)

よつばと(10)/あずまきよひこ

よつばと! 10 (電撃コミックス)

老若男女問わず読めばほっこりな漫画。
10巻でもよつばは元気いっぱい。そして着実にふーかととーちゃんフラグが立ちつつあります。

マイガール(5)/佐原ミズ

マイガール 5 (BUNCH COMICS)

ドラマにもなったマイガール、完結です。
バンチがつぶれなきゃなぁ・・・

ロックマンギガミックス(3)/有賀ヒトシ

ロックマンギガミックス Vol.3 (BN COMICS)

96年、一冊の単行本が発売されました。その名はロックマンリミックス。
有賀ヒトシ氏が95年からボンボン増刊号に描いたロックマン漫画をまとめたものです。
それから紆余曲折あって、ついについに、一つの物語が終わりを告げました。
苦節15年、有賀ロックマンここに完結です。

ホームセンターてんこ(5)/とだ勝之

ホームセンターてんこ(5)<完> (KCデラックス)

DIY+女子高生！な創ることの楽しさを感じられる漫画。
ダンボールソファに手作りギター・・・そんな大それたもんじゃなくて銀細工アクセサリーだって工夫して自分で作れば楽しい！
出版社の後押しが少なく、残念ながら完結してしまいましたが、おかげで全5巻と揃えやすい形になりました。
一家に一冊いかがでしょうか。
ちなみにネットで話題になった作者の増刷への道はこちら。
感動します。

男爵校長HIGH!(1)/OYSTER

男爵校長Ｈｉｇｈ！（１） (アクションコミックス)

男爵校長1,2→男爵校長DS1,2→HIGH!1という流れの四コマ漫画。掲載誌の変更によるものらしいですが超複雑。
独特なセンスのギャグとけっこうシリアスなストーリーが売りです。

ハルシオンランチ(1)/沙村広明

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)

無限の住人の沙村広明のギャグSF。
嘔吐する女性がやけにセクシーに描かれてますのでそういう趣味の方は是非。

家政婦が黙殺/篠房六郎

新装版 家政婦が黙殺 篠房六郎短編集 (KCデラックス)

新装版の短編集。
下ネタ満載ハイテンションネタが好きです。
ポコチンスキー先生とか。

健全ロボ ダイミダラー(2)/なかま亜咲

健全ロボ ダイミダラー 2巻 (ビームコミックス)

わざわざタイトルに健全とつけるほど健全です。
エロいことして特殊なエネルギーを生成して巨大ロボを動かし悪を倒すという中学生の妄想を具現化したかのような内容。
敵のペンギン帝国は憎めないキャラしかいません。
前しっぽを持ったナイスガイ達です。

みなりの青春/田中圭一

みなりの青春 (ドパミンコミックス)

「都条例がなんぼのもんじゃい！！こちとら非実在青少年でい！！」という表紙もすごいんですが、それよりもものすごいケンカ売ったカバー下がこちら。

帯に「怒られるかなぁ」なんて書いてありましたが、間違いなく怒られます。
内容は手塚絵、藤子絵で下ネタ。そういう意味でも大丈夫じゃないですが、確かこの人手塚治虫の娘からほぼ公認もらってた気がします。
そして今では絵が描けなくても漫画作れるツール・コミPo!のプロデューサーとしての方が有名かもしれませんね。

×××のゴアちゃん/Gヒコロウ

×××のゴアちゃん (メガストアコミックスシリーズ No. 279)

超ハイテンションギャグ。ゲーム雑誌の漫画好きならハマると思います。
詳しくはこちら→漫画レビュー　×××のゴアちゃん

よりぬき水爆さん/道満清明

よりぬき水爆さん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

変態であり奇才である道満清明の古めの作品を集めたもの。
エロはちょっと入りますが非常に童話的で好きなんですよねー。
珍しく人外度低めです。
エッセイ漫画も面白い。

ヴォイニッチホテル(1)/道満清明

ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

変態紳士であり水爆先生である道満清明の連載作品。
南の島のホテルで起きるちょいと不思議な出来事。
登場人物も多くてサイドストーリー多そうでこれからも楽しみ。
相変わらず人外娘も多いですが。

うさくんの脳みそやわらかい/うさくん

うさくんの脳みそやわらかい (DCEX) (電撃コミックス EX 138-1)

表紙みたいなドシュールなギャグは少なく、微妙なツボを突いてくるギャグが多いです。
しょぼいゲーム会社にゃん天堂の話もいいですが、田舎からコミケ参加を目指す話が好きです。
足にタレやドレッシングをかける同人誌を探しに行くタレ美がキャラ立ちすぎ。

花のズボラ飯/久住 昌之,水沢 悦子

花のズボラ飯

孤独のグルメの原作者・久住 昌之とうさｋ水沢悦子という新進気鋭の作家のコンビで描くグータラ一人飯物語。
夫が単身赴任で取り残された花がズボラなご飯を、実に美味しそうに幸せそうに、そして無駄にセクシーに食べます。
おなかすいてきちゃうんですよね、これ読むと。

犬マユゲでいこう 犬辞林/石塚2祐子

犬辞林 (犬マユゲでいこう) (Vジャンプブックス)

もう何冊目かもわからないVジャンプ連載ゲーム漫画(?)犬マユゲでいこうです。今回は辞典風装丁で書店員泣かせ。
新規読者を獲得する気が全くないんだろうなぁ。
内容はいつも通り石塚さんが暴走してます。

アニメ95.2/春原ロビンソン

アニメ95.2

ニコ動の投降者としても有名な春原ロビンソンが、かつていたアニメ業界のことを語るエッセイ漫画。
ほのぼのした絵柄だから笑えますが、普通だったらとても笑えない話ばかり出てきます。
仕事のしすぎで体に穴空いたとか。アニメの前半部分放送してるときに後半部分編集してるとか。

琴浦さん(2)/えのきづ

琴浦さん2 (マイクロマガジン☆コミックス)

大人気Web漫画。
他人の考えが読めてしまう超能力者の琴浦さんと、エロいことを考え琴浦さんの心を乱す男・真鍋のギャグ四コマ。
が話の本筋ではなくて、心が読めてしまう苦悩とか、その周りの人間の反応とか四コマらしからぬシリアス展開多めです。
ただの萌え四コマに飽きた人へ。

スコット・ピルグリムＶＳザ・ワールド/ブライアン・リー・オマリー

スコット・ピルグリム　ＶＳ　ザ・ワールド

映画の原作になったカナダコミックの翻訳版。
映画はホットファズ、ショーンオブザデッドのエドガー・ライトが監督。でも日本は未公開。署名活動は行ってますが日本での公開は難しそうです。
ストーリーは売れないバンドマンのスコットが一目ぼれした女の子と付き合おうとすると、七人の邪悪な元彼が立ちふさがったというもの。
判別付きづらいキャラ、説明なしの展開、いきなり始まる戦闘と日本の漫画に慣れ親しんだ人はちょっと読みづらいですが、ハイテンションなまま突っ走ってくれるので楽しんで読めます。
極厚なのに3人の元彼しか出てきてないので後2冊くらいは出るのかしら。

花もて語れ(1)/片山ユキヲ

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

空色動画でも圧倒的な"熱"も見せてくれた片山ユキヲの新作。
今回は朗読がテーマ。
宮沢賢治のやまなしを題材に声に出して読む、ただそれだけではない朗読の世界を垣間見せてくれます。
読後は、声に出して読みたい日本語なんてものより断然、声に出して読書したくなること必至。
とてつもなく熱い漫画です。

第七女子会彷徨(3)/つばな

第七女子会彷徨 3 (リュウコミックス)

(※表紙の変なのはエビだそうです。)
藤子F不二雄のSF(スコシフシギ)にシュールさ足して終末観漂わせたような作品。
バス停に置いてあるお父さん自販機等どこかズレた便利道具が盛りだくさん。
死後の世界もあるよ！デジタルだけど！

兎の角(1)/睦月のぞみ

兎の角 1巻 (ビームコミックス)

女子高生+オカルト+学園物。
オカルト学院じゃないよ！
どっちかっていうと幽霊。
表紙買いしちゃう人はたぶん店頭で迷ったことと思いますが、この作品、中身もいけますよ。
本当にいい絵柄。女の子可愛いし。

ジゼルアラン/笠井スイ

ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)

アパートの大家であるどこぞのお嬢様が何でも屋をやることに。そしてそれに巻き込まれるはアパートに住むエリック。
行動力はあるが世間知らずなジゼルが危なっかしく大活躍！というお話。
とにかくジゼルが可愛いです。絵もすごく綺麗。
エマとか好きな人にオススメですね。エマ読んだことないけど。

ふうらい姉妹(1)/長崎ライチ

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

美人無職阿呆姉と比較的しっかりだけど阿呆妹の織りなすシュールなハーモニー。
こういう四コマです。見た方早い。

おいでませり(3)/大石まさる

おいでませり 3 (ヤングキングコミックス)

日がな楽しいその日暮らし。遊び呆けてしまっても、空は青いし海も青い。
日向ぼっこでもしてゆっくりまったり暮らしませんか。
そんなほっこり漫画です。大石まさるの漫画は心がじんわり暖まるんだよなー。

ドリフターズ(1)/平野耕太

ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)

平野耕太が描く異世界偉人大合戦。主人公の島津豊久は関ヶ原の合戦中に異世界へ。
そこには織田信長に那須与一の姿が。他にも偉人は盛りだくさん。
武将も軍師もパイロットも。
ヘルシングの平野耕太、再び発進です。

ゴッドバード/長谷川裕一

ゴッドバード? (CR COMICS)

ライディーン、コンバトラーV、ボルテスV、ダイモスが集結する漫画。
しかもライディーンのパイロットは訳あって女子中学生。
35年後の作品なのに味方キャラも敵キャラも勢ぞろい。おっちゃんになってたりしますが。
これから熱い展開になっていくだろう作品です。楽しみ！

超級！機動武闘伝Ｇガンダム(1)(2)/島本和彦

超級！　機動武闘伝Ｇガンダム　（１） (角川コミックス・エース 16-8)

超級！　機動武闘伝Ｇガンダム　（２） (角川コミックス・エース 16-9)

熱血漫画家島本和彦+Gガンダム・・・どんな作品かというと、ご想像の通りです。
とにかく熱い！そして変なところで熱血！
個人的にGガンダムはふんわりしかストーリー知らないのでこれからも楽しみです。
声に出して笑ってしまったのが、大真面目なツンデレシーンと、オープニングの掛け声かける奴の無駄な1コマ。しかも毎回あるし。

ということで2010年振り返ってみました。他にも既刊でパトレイバーやヘルシング読みました。今はイレブンソウル集めてます。
来年は出費抑えられたらいいなぁ。と思う反面、面白い作品に出会えればそれでいいかとも思います。
それでは長々と失礼しました。