ゴジラとジャガーでパンチパンチパンチ！

BGM:自作コンピ

今年が何の年だか知っていますか？
そうですね、ジェットジャガー生誕37周年の年です。
それを記念してジェットジャガーが出演する1973年の「ゴジラ対メガロ」を観てみたのでレビューしようと思います。

え、ジェットジャガーって何かって？こいつですよこいつ。

この悪人面したロボットのことです。
さて、ではこのジェットジャガーがどのように活躍したのか、何故後続のゴジラ作品に出なかったのか見ていきましょう。

まず映画序盤に核実験の影響で地割れが起きてしまいます。
それで300万年前に海底に沈んだレムリア大陸の生き残り、シートピアの人々が怒り、メガロを儀式で呼びさましてしまいます。

(儀式の様子)

そして伊吹博士が開発していたロボット・ジェットジャガーを奪い、メガロの水先案内人として利用しようと考えていたのです。
目論見通りシートピア人はジェットジャガーを強奪。ジェットジャガーはシートピア人の操作でメガロを東京へ案内。
しかし博士に「制御装置があるから障害物を避けれるんだぞ」とか言われてた程度のロボットが空を飛ぶとは思いませんでした。

ちなみにメガロの姿はこんな感じ。しょぼいオーラバトラーみたい。

この映画一番の予算がかかっているらしいダム破壊のシーン。


自分で壊しておいてめっちゃ流されてます。

このままでは日本が危ないってことで、伊吹博士が何とかジェットジャガーのコントロールを取り戻し、怪獣島のゴジラを呼んでこさせます。
・・・平成ゴジラを観て育った私としてはゴジラって敵なのか味方なのか分からないって感じだったんですが昭和は正義の味方って感じなんですね。

そして怪獣島についたジェットジャガー。ゴジラを説得します。

(キラ〜ン)←ジェットジャガーが動くと鳴る効果音。

(キラ〜ンキラ〜ン)

(把握)

説　得　完　了　。

なんでゴジラ見知らぬ奴の頼みきくんだろう・・・

こうしてメガロのもとへと急ぐゴジラとジェットジャガーですが、空を飛んでるジェットジャガーが先に帰ってきます。
そして伊吹博士の命令をきかずにメガロのもとへ。
博士曰く、「頭脳に何か刺激を受けて意思を持ったんだ！」とのこと。
そしてジェットジャガーはおもむろに巨大化。

これにはメガロもしばらく立ちつくしてしまいます。
博士曰く、「ゴジラが来るまで自分が戦わないとっていう強い意志で巨大化したんだ！」とのこと。

ロボってすげぇな。

そんなこんなで巨大化したジェットジャガー。メガロと一進一退の攻防を繰り広げます。

(タケノコどこかなー？)

(ゲットォォォ)

こんな感じで。

しかしここでシートピアがM宇宙ハンター星雲に救援を要請。宇宙怪獣ガイガンがやってきて2対1の戦いになってしまいます。
一気に劣勢になるジェットジャガー。
囲まれてしまいます。

(飛んで逃げればいんじゃね？)

(ヒュッ)

(ボカーン)

もうボロボロ。しまいには投げられまくり。

(棒きれのよう)
完璧にただのいじめです。

しかし、そこにようやくゴジラ登場。いじめられっこを救う正義のヒーローのようです。

(先輩〜)

ゴジラが来たことで一気に巻き返すジェットジャガー、ゴジラペア。
しかしゴジラがメガロを打ちのめしている一方で、

こんなことに。

ゴジラはためらわず放射能を吐きます。

惜しい！もうちょっと右下だ！

そんなこんなでガイガンを倒したゴジラとジェットジャガー。メガロのとどめをさしにかかります。
2対1になったとたんジェットジャガーが生き生きし始め、メガロを取り押さえます。

(完璧に下っ端悪役みたい)

そして

ゴジラ先輩の滞空時間の長いドロップキックが炸裂。しかも二回。

昭和のゴジラは気合い入ってるなぁ。

こうしてメガロも倒されて無事日本に平和が戻りました。
ジェットジャガーは縮んで、意思を失い、命令をきくようになりました。

博士曰く、「またこんな戦いが起きたら意思を持ち、戦ってくれるかもしれないな」とのこと。

「そうならないようにしないとね」という台詞は「平和」の意味を込めて言ったんでしょうが、
観客側としてももう戦ってほしくないです。

そしてエンディングに子門真人さんが歌うゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチが流れ、終。

いやー、楽しかったです。
え、ジェットジャガーがほかの作品に出てこない理由？

顔が怖いからじゃね？

(ちなみにゴジラアイランドというTV特撮にちょいと出てるようです。)

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