コカコーラの好きなキリン

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ロックマン・リミックス/有賀ヒトシ

ロックマンありますよね、ロックマン
ファミコン時代から作品を出し続け、派生作品もたくさん生まれ、今ではもうよく分からんことになってるゲームです。
本家ロックマンロックマンワールドロックマンXロックマンDASHロックマンエグゼロックマンゼロロックマンゼクス流星のロックマン
ついに二つ名がつきましたね!


それで、今回の作品は漫画家一のロックマンファンと名高い有賀ヒトシによる本家ロックマンのオリジナルストーリーです。
ボンボンにて掲載されたものをまとめた短編集ですね。

破壊指令

今回はロックマン1と2がベースです。


悪の科学者Dr.ワイリーの作ったボス達が街中でテロ。ピンチに陥るロックマン
そこに現れたのは・・・

カットマン

ファイヤーマン&ボンバーマン

ガッツマン
なんと、ロックマン1で敵として登場したボス達が助けに来てくれました。
彼らは元々ロックマンと同じくDr.ライトの作ったロボット。
ロックマン1の時はワイリーに操られていたんですが、今は改心したようです。


ひとまず敵を仲間に任せロックマンはワイリーのもとに向かいます。
するとそこには

エレキマン

アイスマン
またもや1のボスキャラが協力してくれました。
何この熱い展開。
やっぱり「元は敵だったキャラが仲間になる」のは最高ですね。
しかも今回の敵ロボットはロックマン2のボスなので、1 VS 2という構図なんですね。
なんかこう、燃えるじゃないですか。
ちなみに何回やっても倒せないと話題のエアーマンも出てますよ。

メタルハート

Dr.ワイリーが拾ったおもちゃのロボットから作ったロボット"イエローデビル"が命令をきかず大暴走。
さすがにこれはまずいと思ったワイリーはロックマン3のボスロボット達に回収を命じます。
一方ロックマン達は正義の味方なので勿論出動します。
そして夢の共闘。


しかし、イエローデビルは手ごわく、歯が立ちません。
そうこうしているうちにイエローデビルはこの街の管理をしているマザーコンピューターの中に入ってしまいました。
マザーがやられては街の機能が停止してしまいます。
協力して戦うロックマンとワイリーロボ達。

シャドーマンかっけー!


やっぱり「敵と一つの目的のために協力する」のは最高ですね。
なんかこう、燃えるじゃないですか。


ゲームでは敵として対峙するしかないキャラ達が味方になったり、やっぱり敵だけれども生き生きと描かれる。
有賀ヒトシロックマン漫画の醍醐味はこの点にあると思うんですよね。
そして何より作者のロックマン愛がひしひしと伝わってくる点。
各話の設定資料も載ってるんですよ、この本。
そして、ロボットの「心」の問題を投げかけてくる点。
そこらへんがただの少年漫画と一線を画しているのかなと思います。
もう一つロックマンXの話も載ってます。こちらはかなりシリアス。


有賀ヒトシロックマン漫画は当時少年だった大人たちに人気があって、廃刊になっているロックマンメガミックスにはかなりの高値がついています。
復刊が望まれます。
ロックマン20周年の本も同時期にロックマンXの漫画をボンボンで描いてた岩本佳浩と一緒に監修してます。
もはや重鎮ですね。
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