仁義無きセガちゃん-DENGEKI

先日会社帰りに歩道を歩いていたところ、前方から小さな女の子がよそ見をしながら走ってきました。
危ないなぁと思っていたら、母親らしき人物がちゃんと叱ってくれました。
「お店の中で走り回っちゃダメでしょ！」

いやぁまだまだ日本の親も捨てたもんじゃお店の中！？

別の次元でも見てたんでしょうか・・・

さてさて、そんな前置きとは一切関係なく唐突に新しいコーナーをはじめてみたいと思います。
その名も「仁義無きセガちゃん」

殴られても死なない、撃たれても死なない、飛行機から落ちてようやく消息不明なアクション俳優・スティーブンセガールの出演作をレビューしていこうという企画です。
ものすごい勢いでネタバレするので未見の方はご注意を。

ではでは早速。

DENGEKI

今回のセガちゃんは暴走系ドジっ娘刑事。
冒頭、副大統領をテロリストから守るも、命令違反したとのことで左遷されてしまいました。
ちなみに冒頭の戦闘だけで10人近くを殺傷、ヘリを爆破しております。飛ばすなぁ。

左遷先は問題児の多いらしい15分署。「ゴミ溜め」なんて言われてるらしいですが、その表現にこれでもかと黒人を使ってます。
でも出てきた署長さんは美人な白人女性。分かりやすい表現だなー。

そしていきなり「あなたは怒りに身を任せすぎてる。怒りを克服するセミナーを受けなさい。」という命令。
セガちゃんは文句言いながらも従います。

セミナーは様々なちょっとアレな方々が心の内をさらけ出していきます。
そしてセガちゃんに話を振られ、断って帰ろうとするも・・・
机にはまって立てないセガちゃん。

そして怒りのままに破壊。

セミナーの効果ゼロ

講師や他の受講生が引き留めるのも無視して外に出ます。
外にはセガちゃんの車を盗もうとするチンピラ達が。
・・・なんて不幸な。

勿論特技であるセガール拳で軽くいなします。
しかし油断していると相手が銃をこめかみに。

さすがのセガちゃんもこれには危ないのでは・・・

ヒュッ

さすがセガちゃん、ゼロ距離射撃でもなんともないぜ。

場面変わって帰宅中。怪しい男を見つけたセガちゃん。

渾身の一言ネタをつぶやいて、捜査開始。
どうやら黒人と白人の麻薬取引現場のよう。
「警察だ！」と止めに入るセガちゃん。
ひと悶着あって黒人は逃走。白人は丸ノコでセガちゃんに襲いかかってきます。

セガールVS丸ノコ

なんとか跳ねのけたところ、なんと白人は潜入捜査中の15分署の警官だったことが判明。
なんで丸ノコで襲ってきたんだろうこいつ。

このドジのせいでセガちゃんはなんと交通整理を任されることに。
交通整理に苦しむセガちゃんが観れるのはDENGEKIだけ！

交通整理がまともにできなかったセガちゃん。署に帰ると潜入捜査官やその取り巻きにケンカを売られ、買ってしまいます。
しかし、そこでかっちょよく仲裁する黒人刑事。

「悪人は外だ、ここじゃない」

かっけーっす。

まだ麻薬の事件を調べたいセガちゃん。手掛かりを求めて調べ物をしようとある施設を訪れます。
エレベーターを降りると口にテープを貼られた人質が。
もう本当にセガちゃんってばトラブルメーカー。

無事人質は救出したんですが、署長に呼び出されるセガちゃん。

やけにセクシーな署長さん。
麻薬の捜査を続けるのはやめろと怒ります。

しかし、そんなことで懲りるセガちゃんではありません。
目をつけていた人物の経営するクラブに潜入します。
そしてクラブ内部のシーン。無駄なお色気シーンです。

台詞の意味が1mmも分かりませんが、これでアクション映画に必要な少しのお色気シーンは完了です。
あとはバイオレンス！

クラブに似つかわしくないセガちゃんはすぐに乱闘騒ぎに。
クラブの用心棒・スモウレスラーと対決。

・・・スモウレスラー？

こんな中途半端な東洋人はチェーン巻パンチK.Oです。
そうこうしてる間に犯人たちは逃走。

情報を求めるため、犯人達の調査を怒り克服セミナーの受講生だったヘンリーに依頼。
頭がちょっとアレなヘンリーですが、ニュース番組のMCを務めるジャーナリストなのです。
でも頼んだ時と場所が悪かった。

おっパブでお楽しみ中。
そんなとこで依頼するセガちゃんもどうかしてます。

どうも警察内部の協力者の存在にアタリがついてきたセガちゃん。
その旨をデート中の署長に報告。デリカシーないなセガちゃん。
そしてその情報は確かなのかと疑う署長さん。

ド 下 ネ タ じ ゃ ね ぇ か 。
セガちゃんが自分の情報の硬さを報告して、後日。
犯人グループ達がセガちゃんの拉致に成功！
セガちゃんを拉致できるなんてすごいことです。どうやって拉致したのかというと・・・

交通事故。
シンプルかつ大胆でいい手段ですね。
みなさん、セガールを拉致する時は交通事故ですよ！

勿論両手を縛られたままでも足だけで敵を倒し、脱出するセガちゃん。当然です。

なんだかんだあって犯人グループに追われるセガちゃん。
署長さんの運転でカーチェイスです。
追い詰められた署長、交通事故ってしまいます。犯人たちはすごいですねー。セガちゃんを2回も事故らせてますよ。
しかし、セガちゃんは無事脱出。

って署長ー！

ついさっきまで元気に下ネタ話してたのに・・・

ピンチはまだ続きます。
徒歩で逃げるセガちゃん。行き止まりに追い詰められます。迫る車。
そこでセガちゃんがとった行動とは。

じゃ〜んぷ。
いくら屋根のとれた車とはいえ、飛び越えてしまうセガちゃんのジャンプ力、さすがです。

そしてついに敵のアジトに突入。セガール作品には珍しく、仲間を引き連れての作戦です。
戦闘のさなか、後ろから撃たれたセガちゃん。

やはりセガールに銃弾を当てるには後ろから不意打ちしかなさそうです。

しかし数分後には撃たれたことなど忘れたように敵の親玉と変な武器で切り合います。

空中切りや、ジャッキー並みの椅子スタントがあったりと激しいアクションで盛り上がってまいりました。

・・・とここでDVDにキズがあったらしく、再生不能に。
なんとか続きを観ましたが、数分だけどうしても見ることができず、どうやって敵を倒したのかは不明です。

そしてエンドロールはヘンリーとクラブオーナーとの対談。


ド下ネタばかりで、今まで観た映画の中で間違いなく最低のエンドロールでした。

とまぁこんな映画です。
全然ストーリーの核心には触れてませんし、この映画のもう一人の主人公であろう黒人ラッパーのDMXには一切触れないままでしたが、雰囲気は分かってもらえたのではないでしょうか。

セガール作品としては殺傷人数が少なかったのかなーと思います。
割と暴れていた気はするんですけどね。

あ、ちなみに序盤でかっこいいって書いた黒人が黒幕です。

悪人、ここでした。

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